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YUKI'S VOICE
いぇ〜い! 去年、大けがした因縁のコース“カドウェルパーク”を克服してきたぜ! 大嫌いなコースを最高の形で終えることができて、すっきりした気分なんだ。
今回は月曜日決勝だから、金曜日に移動して、土曜から走行が始まった。去年のケガや、今年テストに来たときにも転倒していたこともあって、特に1日目は考えすぎたり、マージンを取りすぎたりして、ナーバスになっていた。“攻めきれていない”と感じながらも初日は4番手。翌日の予選もやっぱり攻めきれずに6番手。ペース的にはワークショップが近くて地元のレースとも言えるホンダ勢の調子がよくて0.5秒ぐらい差があった。でも、全開で走れていなかったし“決勝になれば大丈夫だろう”と思っていた。
実際レースになって、走り始めたらホンダ勢についていけて、マイケル(ルター)、清成、オレの3台が4位以下を引き離してトップグループを形成。ラスト3周で勝負をかけようと思っていたら、ヘアピンでアクシデントが発生して赤旗中断。そのままレース成立となってしまい3位。悔しかったけど、表彰台に乗れたこともあって“オレっていけてるじゃん!?”って少し楽な気分になれた。
レース2のスタート前に雨がザーっと降ってきてウェットレース宣言が出た。スタート前、コースはビショビショだったからレインかカットスリックかと言う状況。天気は回復方向だったけど雨雲は、まだあったし、ホンダの2台はレインを履いていた。
オレは迷わずカットスリックを選んだ。路面は濡れている部分もあって難しいコンディションだったけど、オープニングラップに2台を抜いてトップに立つと“こうゆう路面は気合いだ! 絶対勝ちたい!!”と思って18周を全開で走りきって独走優勝! アナウンサーが絶叫して、お客さんもすごく盛り上がってくれた。何より、去年転倒していまだにリハビリしている体。このコースのせいでこの1年間辛い思いをしてきた…。だから、チェッカーを受けた後に、去年、転倒した場所にいって思いっきりバーンナウトをしてやったんだ。悪夢を消し去るためにね。
実は、前戦で転倒したときにひざと肩から落ちていてけっこう腫れ上がっていたんだ。そのせいでレース後、1週間は動けなかった。そこに鎌田トレーナーが駆けつけてくれて、テーピングをしてくれた。新聞や雑誌も去年の大ケガもあるし、オレを取り上げてくれていた。そこで勝つことができてよかったね。オレにとって最高にうれしい優勝。特別なレースになったよ。 |
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